夏のキャンプの虫除け対策

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

夏休みには家族でキャンプへ行く人が多いと思いますが、熱中症には十分に気を付けなくてはいけません。
十分な水分補給を行って、体温を下げる必要がありますね。

そして、暑さ以外にも、虫よけの対策も忘れないでください。
夏には色々な虫が活発になりますし、刺されるとかぶれたり炎症を起こしたりと、大きな被害を受けることがあるでしょう。

特に、小さい子供は感染症にかかる可能性もあるため、十分に注意しないといけません。
ここでは、キャンプでの虫除け対策について解説をします。

キャンプで気を付けたい虫について

夏の虫で嫌われる代表格として、蚊がいますね。
耳元でプーンと音を立てられるだけで、イライラしてしまうでしょう。

水が多い場所に発生しやすく、池や川・水たまりの近くには蚊の大群が飛び回っていたりします。
涼しさを求めて川辺でキャンプやBBQをするときには、全身を指されることもあるので注意が必要です。

蚊が活発に活動するのは、6~8月の暑い季節となっています

ブヨ(ブユ、ブト)

蚊よりも一回り大きいサイズの虫で、噛まれると強烈なかゆみに襲われます。
強い腫れや水膨れになったりすることもあり、症状によっては完治までに数週間もかかったりしますね。

蚊と違って刺すのではなく皮膚を噛み切るため、小さく出血するのが特徴です。
退室によっては重症化することもあり、かなり注意しなくてはいけない虫の一つといえます。

3~9月に多くなるので、暖かい季節には常に注意しないといけません。

人を襲わない蜂もいますが、スズメバチはかなり危険です。
スズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックというショック症状によって死に至ることもあります。

地中に巣を作ることもあり、うっかり踏んでしまうと大群に襲われてしまうかもしれません。

スズメバチが活発に活動するのは、5~11月と言われているので気を付けるようにしましょう。

ムカデ

見た目がグロテスクなので絶対に出会いたくないですが、夏になると活発に動き回っています。
噛まれると数分間は動けなくなるほど痛いので、注意してください。

ムカデは4~11月くらいまでは活動するため、冬以外の季節は常に警戒しないといけませんね。

今すぐにできる虫除け対策

できるだけ肌を露出しない

夏場は暑いので半袖Tシャツだけでキャンプに行きがちですが、肌の露出が多いと虫の餌食になりやすいです。
暑いのを我慢しても、長袖を着ておいた方が虫に刺される機会は減ります。

最近では夏用のサマーパーカーが売られているので、そういったものであれば薄手で暑くありません。
日焼け防止にもなるため、夏でも長袖を着ておいて損はありません。

薄いホワイト系の服を着る

多くの虫は、濃い色に集まりやすいと言われています。
たとえば、蜂は黒い色を敵だと認識して襲う習性がありますし、昆虫類は青や紫などの紫外線に近い色に集まりやすいです。

なので、白っぽい色だと虫が集まりにくくなるので、刺されたり噛まれるリスクも少なくなるでしょう。
白は光を反射するので暑さも軽減されますし、夏場は爽やかなホワイト系の洋服を着るようにしてください。

靴やバッグの中身を確認する

キャンプ場で昼寝をしているときに、靴の中にムカデが入っていたり、カバンに蜂が紛れているといったことはよくあります。
ちょっとした隙間に虫は入り込むので、必ず確認しましょう。

身の回りのものに虫が付いていないかを確認するだけで、刺される心配は大きく減っていくはずです。

あると便利な虫除けグッズ

スクリーンタープ

四方をメッシュの壁で囲うことができるので、虫の侵入を防ぐことができます。
風通しも良く、涼しく快適に過ごせるでしょう。

夜はスクリーンタープの中にインナーテントを置くだけで寝られますし、ファミリーキャンプの際には重宝するグッズですね。

Coleman スクリーンキャノピージョイントタープ3

スクリーンキャノピージョイントタープ3

コールマンのスタンダードなスクリーンタープです。
四方をメッシュにすることができるので、内部に熱がこもりにくく涼しく過ごすことができます。

縦横3m以上、高さも2m以上ですから、4人家族であっても狭さを感じることはありません。
専用ケースにコンパクトに収納することができ、車に積んでもかさばることはないでしょう。

コールマンのテントと連結できるため、寝室とリビングが一体化した快適な空間となります。

山善 スクリーンハウス300

スクリーンハウス300

スクリーンタープとしては価格が安いので、入門用としては最適です。
UVカット機能があって日差しが強い日でも安心ですし、山善のテントと連結できるので大きな空間を作ることもできます。

格安で購入できますから、まずはスクリーンタープを使ってみたいという人にはおススメですね。

蚊取り線香

虫除けの定番としては、蚊取り線香でしょう。
100年以上の歴史がある虫除けグッズで、蚊やハエの駆除に効果があります。

渦巻線香であれば、効果が数時間持続するため、テントの周辺に設置しておけば蚊が近づいてくることはありません。

ただ、風下に設置すると効果が無くなるので、どこに置くかを考える必要があるでしょう。

金鳥の渦巻

金鳥の渦巻

蚊取り線香といえば、金鳥が定番ですよね。
除虫菊成分など厳選した天然原料を使用しており、すべて国内の工場で生産されています。

一巻きで7時間ほど使用できますから、寝ている間に蚊に刺される被害を防ぐことができるでしょう。
キャンパーの間でも愛用者が多いので、持っておいて損はありません。

防虫香

殺虫効果はありませんが、防虫香も人気があります。
アブやハエに効果があるとされており、農作業や森林作業をしている人から絶大な支持を集めていますね。

有効成分のメトフルトリンは家庭用殺虫剤に広く使用されており、人体に対して安全性の高い成分なので子供がいても安心です。

富士錦 パワー森林香

パワー森林香

防虫香の中でも圧倒的な人気を誇るのが、富士錦のパワー森林香です。
これを焚くと周囲の虫がいなくなると言われるほどで、キャンパーの中でも口コミで人気が広がっています。

一般的な蚊取り線香よりも強力なので、絶対に虫を寄せ付けたくない人は使ってみると良いでしょう。

虫除けスプレー

直接体に塗るタイプとしては、虫除けスプレーが良いでしょう。
洋服から出ている首や手の甲などに振っておけば、虫に刺されるのを防ぐことができます。

蚊取り線香や防虫香と併用すれば、かなり効果的ですよ。

サラテクト リッチリッチ30

リッチリッチ30

有効成分ディートを30%も配合した、高濃度の虫除けスプレーです。
濃度が高いので医薬品に分類されており、かなりの効果が期待できます。

夏のキャンプで一日中外にいる場合であっても、これがあれば安心ですね。
マダニにも効果があるため、山間部に入る場合には必須だと言えます。

ハッカ油スプレー

ハッカ油スプレー

虫除けスプレーなどの化学薬品を体に塗りたくない人は、ハッカ油スプレーがおすすめです。
天然成分なので体に害がありませんし、幼い子供にも安心して使えます。

ハッカ油は虫が嫌いな匂いなので、体に振っておくだけで蚊などが寄ってこなくなります。
健康を考えるなら、ハッカ油スプレーを使用してみてください。

虫に刺されてしまったときの対処法

まずは患部を水で洗い流す

万が一、虫に刺されてしまったら、なるべく触らずに水で洗い流すようにしてください。
掻いたりこすったりすると、毒素が傷口から内部に浸透してしまいます。

そのため、すぐに水で流して清潔に保つのが正解です。

蜂や毛虫に刺されたのであれば、ピンセットや粘着テープで針や毛を取り除いてから洗うようにしましょう。

どうしてもかゆい場合には、氷で患部を冷やすことでかゆみが和らぎます。

ポイズンリムーバーで毒素を吸い出す

ポイズンリムーバー

簡易的に虫の毒素を吸い出す器具として、ポイズンリムーバーがあります。
あくまでも応急措置ですが、虫に刺された直後であれば十分な効果が期待できるでしょう。

特に、スズメバチの毒はアナフィラキシーショックを起こす危険があるので、早急に抜かないといけません。
症状を悪化させないためにも、ポイズンリムーバーを持っておくと便利ですよ。

市販のかゆみ止め薬を塗る

ドラッグストアへ行き、かゆみ止め薬を買って常備しておきましょう。
リキッドタイプや軟膏タイプなどがありますが、おススメなのは軟膏タイプです。

汗をかいても流れませんし、効果が長時間持続します。

池田模範堂 ムヒアルファEX

ムヒアルファEX

かゆみ止めの定番といえばムヒですが、上位版のムヒアルファEXはおススメです。
蚊やムカデ、毛虫などにも効果的で、あらゆる虫刺されに効果があります。

抗炎症効果をもつPVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)に、かゆみを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩を組み合わせており、炎症とかゆみを同時に止めることができる薬です。

興和 新レスタミンコーワ軟膏

新レスタミンコーワ軟膏

有効成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩が、OTC医薬品としての配合上限量である2.0%処方されており、優れたかゆみ止め効果があります。

柔らかく伸びやすい乳剤性軟膏なので、少ない量でも塗れて経済的です。

虫に刺されたときにやってはいけないこと

掻いたり爪で跡を付ける

やはり、一番やってはいけないことが、患部を刺激することですね。
掻いたり爪で跡を付けると、皮膚を傷つけて炎症が起きてしまい、傷が残る可能性があります。

指先の菌が入ることで感染症になる危険もあるので、なるべく患部には触れないことが大切です。

温める

かゆみを和らげようと温める人がいますが、それだと血管が拡張するので逆効果になります。
余計にかゆくなってしまうでしょう。

かゆみを止めるには冷やすことが大切なので、水や氷を患部に当てるといった対策が必要ですね。

唾を付ける

昔はケガをした時などは、「唾を塗っときな」とお婆ちゃんに言われたものですが、それもおススメできません。
口の中にも細菌はたくさんありますし、唾液から感染症になる危険性があるからです。

患部を清潔に保つことが何よりも大切なので、水や薬以外のものに触れさせないようにしてください。

以上、キャンプでの虫よけ対策について解説しました。

自然の中で過ごすわけですから、どうしても虫との出会いは避けられません。
なので、虫を近づけないような方法、刺されたときの対処法を知っておくことで、上手く対応できるようにしましょう。