タープの張り方

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

タープが上手く立てられない人って多いですよね。
僕も最初は全然うまくできずに、何度もやり直していました。

タープを立てるだけで30分以上も掛かったりして、失敗ばかりしていましたね。
そんなことで時間を使っていては、ゆっくり寛ぐことができません。

テントやタープはできる限り素早く設営して、のんびりと過ごすのがキャンプを快適にするコツです。

タープを上手く立てられないと悩んでいる人は多いと思うので、今回は誰でもキレイにタープを立てる方法を紹介します。

また、シワにならないタープの畳み方も紹介するので、参考にしてみてください。

誰でもできるタープの張り方

タープを設営する手順は、以下の通りです。

タープを設営する手順

  1. タープを地面に広げてポールを伸ばす
  2. ガイロープをポールを同じ長さにする
  3. ガイロープを斜め45度に広げてペグダウン
  4. タープを立てる
  5. 四隅をペグダウン

それでは、順番に解説しますね。

タープを地面に広げてポールを伸ばす

タープを広げて敷く

広くて平らな場所を探して、タープを地面に広げます。
この時に、2つ折りにしておくとコンパクトなので設営しやすいです。

風が強い時には、石などを置いて重りにしてください。

ポールを通す穴から真っ直ぐに、ポールを伸ばしておきましょう。
タープを真ん中に敷いて、両サイドからポールが伸びている状態にします。

ガイロープをポールを同じ長さにする

ロープをポールと同じ長さにする

ガイロープをポールと同じ長さにして、隣に並べてください。
左右に2本ずつなので、合計で4本のロープを並べることになります。

長すぎても短すぎてもいけませんが、大体ポール同じような長さになればOKです。

ポイントとしては、自在金具をポール側にすることですね。
セオリーだとペグ側に自在金具を持ってくるのが普通ですが、僕の場合は反対向きに設置しています。

こちらの方が便利だからで、その理由は後で解説します。

ガイロープを斜め45度に広げてペグダウン

ロープを45度に広げる

ポールの先端を頂点として、斜め45度にガイロープを広げてペグダウンします。
これが美しくタープを立てるポイントなので、しっかりと左右対称になるようにロープを広げてください。

ペグを斜めに打つ

ペグダウンするときには、ロープに対してペグを斜めに打ち込むのがポイントです。
そうすることで、抜けにくくなりますよ。

ペグダウンした際には、自在金具を開放してロープを伸ばしておきましょう。
そうしないと、タープを立てることができません。

タープを立てる

タープを連結する

次に、ポールとタープを連結します。
順番としては、ポール⇒タープ⇒ロープとなりますね。

タープの上から、ロープで押さえつけるといった感じです。
間違えてタープが上になってしまうと、風が吹いた時に飛んで行ってしまいます。

だから、この順番は間違えないようにしてください。

ポールを立てる

あとは、ポールを立ち上げるだけです。
ポールを立てたら、自在金具を使ってロープの長さを調整します。

両方とも同じように立ち上げます。

風が強い日とのタープ

この日は、かなり風が強い日だったんですけど、安定して自立していますね。
正しいやり方でタープを立てれば、少しくらい風が強くても倒れることはありません。

四隅をペグダウン

タープの四隅をペグダウン

最後に、タープの四隅をペグダウンして固定します。

天井から45度の位置にペグダウン

ペグを刺す位置が難しいですが、タープの天井の中心から斜め45度にロープを張ると安定するはずです。

ポールを内側に入れる

最後に、ポールを内側に入れると、天井が真っ直ぐになります。
逆ハの字にすることで、天井が引っ張られるんですね。

タープがピンと張られるので、安定感が増すようになるわけです。

自在金具を反対の位置にセットする理由

自在金具を反対にする

先述したように、僕は自在金具をポール側に設定しています。
一般的には、ペグ側に自在金具を持ってくるんですが、それだとロープの長さを調整するときに、わざわざペグの方へ移動しないといけません。

腰を曲げて調整するのは、かなり辛い作業ですね。

でも、ポール側に自在金具があると、移動しなくても2本のロープを調整できるわけです。
こちらの方が便利なので、僕はこういう風にしています。

慣れてくると、10分以内で立てられるようになりますね。

今回は、正方形のタープを使ったんですが、タープの形が違ったとしても基本的には同じやり方です。
このやり方だと一人でもタープを立てられるので、覚えておいてください。

DDタープは汎用性の高い万能タープ

僕が使っているのは、DD HammocksのDDタープです。
イギリス発祥のキャンプ用品メーカーで、シンプルで武骨なスタイルとなっています。

正方形のスクエアタイプですから、そのままタープとして使ったり、シェルターとしてテント代わりにすることもできますね。
これ一枚あれば、どこでも寝れるようになるので持っておいて損はありません。

かなりおススメですよ。

シワにならないタープのたたみ方

タープをたたむのに苦労する人って、多いですよね。
畳んでもシワシワになってしまうとか、小さくたためずにケースに入らないとか、けっこう色々な問題を抱えている人が多いと思います。

タープのたたみ方で、寿命も変わってくると思うんですよ。
シワが無い状態できれいにたたんでおけば、生地が傷みにくくなりますよね。

だから、タープをキレイにたたむ方法は、知っておいて損はないと思います。

タープを反対にして広げる

まず最初に、タープを裏返しにして地面に敷きましょう。
四隅をペグダウンしておくと、風が吹いても飛ばされないですね。

ポールを真ん中に置く

次に、ポールを真ん中に置きます。
両サイドからポールを真ん中に置いてください。

タープを二つ折りにする

ポールを中心として、タープを二つ折りにします。
たたんだ時にタープの端をペグに引っ掛けると、風で飛ばされないですね。

ポールを引っ張って伸ばす

外側にポールを引っ張れば、シワが伸びます。

タープの二つ折り

シワが無くなったらポールを抜いて、また真ん中に置きます。
同じように二つ折りにして、またタープの端をペグに引っ掛けるわけです。

これを繰り返すだけで、シワが無くしてキレイにたたむことができます。

途中までたたんだタープ

途中までたたみましたが、シワが無く美しい状態ですよね。
ケースに入る幅までたためたら、ポールとペグを抜いて端っこから巻いていきましょう。

タープを巻く

この時に、強く引っ張りながら巻いていくと、キレイに畳めると思います。
最後まで巻いたら、後はケースに入れるだけです。

こういった方法であれば、一人でもキレイにたためますね。
風が強い日であっても、問題なくタープをたたむことができるはずです。

どんな形のタープでも基本的には左右対称ですから、応用できるたたみ方ですよ。
すごく簡単なので、ぜひ真似してみてください。

タープの設営法については、動画でも解説しています。
以下からどうぞ!