キャンプといえば、焚き火ですね。
地面の上に直接薪を置いて火を燃やすというような直火をイメージする人が多いかもしれないですが、基本的にキャンプ場の多くは直火を禁止しています。
中にはOKな場所もありますが、基本的には直火ができないと思ったほうがいいでしょう。
なので、キャンプ場で焚き火をするなら、焚き火台というグッズが必要になります。
これからキャンプを始める人は、焚き火台を買わないといけません。
ただ、Amazonなどで調べると、焚き火台はものすごい数があります。
やみくもに安いものを買ったとしても、失敗する可能性が高いでしょう。
なので、ここでは失敗しない焚き火台の選び方を紹介するので、これから購入を考えてる人はぜひ参考にしてみてください。
焚き火台の種類について
まずは、焚き火台の種類について、紹介をしていきます。
スタンダードな焚き火台
焚き火台は大きく分けて3つの種類がありますが、まず一つ目が一番スタンダードな焚き火台ですね。
これは、焚き火をすることに特化したモデルで、周りに囲いが一切ないのでどの角度から見ても炎が美しく見えます。
大人数でキャンプファイヤーしたいなら、かなり向いているでしょう。
一番オーソドックスなものなので、まず焚き火をしたいならこれが使いやすいと思いますね。
焚き火グリル
2つ目が、焚き火グリルです。
これは普通の焚き火台に、五徳や網を設置できるようなタイプとなります。
鍋を置くことができるので、直火で料理をすることができるということです。
もちろん普通の焚き火も出来ますし、料理にも使うことができるので、かなり万能に何でもこなすことができます。
直火で料理をしたい人だったら、焚き火グリルが良いかなと思いますね。
ウッドストーブ
3つ目が、ウッドストーブで、枝や落ち葉を燃やすタイプの焚き火台ですね。
コンパクトで携帯性が高いモデルが多いので、ソロキャンパーに向いています。
重量が数百グラムで軽いものが多いため、めちゃくちゃ持ち運びがしやすいです。
燃焼効率を高めるために、二次燃焼や煙突効果などの工夫がされているものが多いですね。
あまり焚き火に慣れてない人でも、使いやすいと思います。
焚き火台の選び方
目的を明確にする
まず焚き火台を購入する前に、目的を明確にしないといけません。
「何のために焚き火台を使うのか」ということですね
焚き火台の目的としては、純粋に焚き火を楽しむため、料理に使うための2つがあると思います。
焚き火しかしないのか料理もするのか、ここの目的の違いによって選ぶべきものは変わってくるわけです。
なので、まずは目的を明確にしてください。
焚き火を楽しむなら
焚き火を楽しむという目的であれば、周りに囲いが少ないタイプのものを選ぶのがいいですね。
その方が炎が美しく見えますし、直火で焚き火をしてるのと近い感覚でできますので楽しみやすいです。
グリルタイプの焚き火台だと周りに囲いがついてますので、炎が見えにくくなってしまいます。
なので、できるだけ囲いが少ないタイプを選んでください。
薪を投入しやすいかどうも重要で、ホームセンターで売っているような30cmぐらいの薪が切らずに入るかというのがポイントですね。
小さな焚き火台だと薪を切らないといけないですし、そういった作業は面倒くさいでしょう。
薪が小さくなってしまうと炎自体も小さくなるの、で焚き火の迫力が物足りなくなってしまうわけです。
そのため、豪快に焚き火を楽しむなら、フルサイズの薪をそのまま入れることができる焚き火台を選ぶのがいいですね。
最低でも幅が30cm以上のものを選ぶのがいいかなと思います。
料理もするなら
続いて料理もするという目的であれば、五徳や網が付いているかどうかですね。
鍋を置くことができるので、こういった機能が付いてるかどうかはめちゃくちゃ大事です。
普通の焚き火台でもオプションで五徳が付けられるタイプのものもあるので、カスタムができるかどうかも調べるべきですね。
重要なのが、炭も使えるかどうかということです。
普通の焚き火グリルだと、火床と網との距離が遠いことがあります。
そういった時に炭を置いてしまうと、距離が遠すぎて熱が伝わりません。
なので、火床の高さを調節できるタイプを選ぶのがいいかなと思いますね。
また、周りに風防がついているかどうかも重要ですね。
風が強い日だと炎が横に流されてしまって、五徳まで熱が届かなくなってしまいます。
それだと上手く料理ができないので、風の対策ができる焚き火台を選ぶことは料理をする上ではかなり重要です。
焚き火をする人数について
人数についても重要で、何人で使うのかということを考えるべきです。
ソロキャンプで使うものであれば、できるだけコンパクトで軽量なものを選ぶのが良いでしょう。
一人で荷物を運ぶ場合は、持てるものに制限がありますよね。
なので、出来る限り軽い方がいいのかなと思います。
コンパクトな焚き火台は、薪を切らないと入らないので、ノコギリを持っておかないといけません。
これは忘れがちなので、気をつけないといけないですね。
複数人でキャンプをするんだったら、30cm以上のフルサイズの薪が入るものを選ぶべきです。
先述の通り、大きな薪が入れば焚き火の炎が大きくなりますので、かなり豪快なキャンプファイヤーになるんですね。
料理をするにしても、火力が強いと複数人の料理も作りやすくなります。
なので、使う人数に合わせて焚火台の大きさを決めていくのがいいでしょう。
移動手段は何か?
移動手段についても重要で、車でキャンプに行く人なら基本的にはどんな焚き火台を使ってもいいかなと思います。
どれだけ大きな焚き火台でも、車に乗せれば運ぶことができますので基本的には制限はありません。
ただ、車を使わないキャンプの場合、例えば自転車や徒歩だと荷物が制限されますので、できるだけ小さくて軽いものを選ぶべきです。
折りたたみ式の収納性の高い焚き火台を選んでおけば、持ち運びやすいでしょう。
おすすめの焚き火台
最後に、おすすめの焚き火台を紹介していきます。
実際に使ってみて良かったモノやネットで見て良さそうなものを紹介するので参考にしてください。
ソロキャンプで使う焚き火台
焚き火しかしない場合
焚き火しかしない人であれば、ピコグリルをおすすめします。
すごい薄型の焚き火台で、収納するとA4サイズのノートぐらいになるわけです。
かなり持ち運びがしやすくて、ソロキャンプに向いていますね。
組み立てると、薪を切らずにそのまま載せることができます。
なので、焚き火がしやすいですし、周りに風防もないためどこから見ても炎が美しく見えるでしょう。
純粋に焚き火を楽しむのであれば、かなり使いやすい焚き火台です。
ピコグリルは、名前の通りグリルとなっています。
焚き火グリルなので、これを使って料理することもできるわけです。
上に五徳をつけると鍋を置いて調理できますが、ただ風防がついていないので風にめちゃくちゃ弱くなっています。
実際に私も長年使ってはいますが、風が強い日は使い物になりません。
キャンプ場は障害物などがなくて風が強く吹きやすい環境なので、風に強いかどうかというのは重要ですよね。
ピコグリルの場合は、肉を置いても全く焼けないという状況になるので、風が強い日は料理に使うのは止めたほうが良いでしょう。
料理もしたいなら
料理もしたい人であれば、ファイヤーボックスをおすすめします。
私が現在メインで使ってる焚き火台ですが、かなりコンパクトで運びやすいです。
手のひらサイズに収まるぐらいの大きさなので、携帯性を重視してる人にもすごくピッタリかなと思います。
厚みが1mmぐらいある鉄板を使っており、めちゃくちゃ丈夫です。
一日中焚き火しても曲がったりしないですし、すごく長く使える焚き火台かなと思います。
また、頑丈な造りをしていますから、大きめの鍋を置いてもビクともしません。
ダッジオーブンなどで料理をするとき、全く問題なく使うことができますね。
普通に焚き火もすることができますので、焚き火から調理まですごく万能型に使えるでしょう。
もう一つ紹介すると、キャプテンスタッグのスマートグリルは使いやすいですね。
こちらはキャプテンスタッグの定番のグリルですが、サイズが2種類あってB5型とB 6型があるんですね。
私はB5型を使っていますが、めちゃくちゃ使いやすいですね。
ポイントとしては、火床の位置を調整できることです。
3段階に高さ調節できるので、薪を使う時は一番下にすれば良いですし、炭を使う時は一番上で使います。
炭火で焼肉などをするなら、このスマートグリルが一番使いやすいでしょう。
炭を使った調理をする場合には、おすすめの焚き火台ですね。
複数人のキャンプで使う焚き火台
焚き火しかしないなら
グループでキャンプする時は、焚き火のみの使用ならコールマン・ファイヤーディスクが使いやすいかなと思いますね。
普通のお皿のような形をしているタイプで、周りに囲いがついていません。
なので、かなり迫力がある焚き火ができるかなと思います。
一枚のプレートになっており、下に穴が空いていません。
なので、灰が下に落ちないですし、掃除もすごく楽ですね。
掃除や撤収が簡単にできるため、手軽に焚き火をしたいならファイヤーディスクが使いやすいでしょう。
料理もしたいなら
複数人で調理をする場合であれば、キャプテンスタッグのヘキサグリルがいいかなと思います。
こちらは、Amazonでバカ売れしている焚き火台ですが、焼き網がついてますので調理がしやすいです。
周りに囲いが付いていて風の影響も受けにくいですし、大きめのダッチオーブンを置いてもビクともしません。
2年ぐらい使っていますが、かなり頑丈で今でも現役です。
ファミリー層に人気の高い焚き火台なので、複数人で調理したいならヘキサグリルがおすすめだと思います。
以上、焚き火台の選び方を紹介しました。
最近はキャンプブームなので、色々なメーカーから色々な焚き火台が出ていて何を選んだら良いかわからない人は多いと思います。
でも、選ぶべき基準をちゃんとしていれば、失敗することはありません。
その日によってキャンプの目的も変わってくると思うので、それに合わせて複数の焚き火台を持っておくと良いでしょう。
これから焚き火台を買いたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!