焚き火台を4種類比較

こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。

僕はキャンプを始めて1年くらいですが、気が付けば4つも焚き火台を買っていました。
使っているうちに不満な点が出てきて、どんどん買い替えているうちに増えていった感じですね。

よく分からないまま買い足していったので、今から考えるとかなりの無駄遣いをしてしまいました。

色々な失敗を繰り返してきた結果、焚き火台の選び方や基準が分かってきたので、それを紹介したいと思います。

焚き火台が欲しいけど何が良いか分からない人は、ぜひ参考にしてみてください。

これまでに購入した焚き火台

これまでに購入した焚き火台

僕が持っている焚き火台は、以下の4つとなります。

4つの焚き火台

  • ヘキサステンレスファイアグリル
  • ピコグリル398
  • スマートグリルB5型
  • ソロストーブライト

それぞれのメリット・デメリットや買い替えた理由なども紹介しますね。

ヘキサステンレスファイアグリル

ヘキサステンレスファイアグリル

キャプテンスタッグのヘキサステンレスファイアグリルは、僕が初めて買った焚き火台です。
キャンプ経験なしの初心者だったので何を買えば良いのか分からず、Amazonで検索して評価が高かったから買いました。

なので、選んだ基準は特にありません。

ヘキサステンレスファイアグリルのメリット

とにかく丈夫

ヘキサグリルは丈夫

有名メーカーの商品なので、熱で曲がったりしませんでした。
安物の焚き火台だと2~3回の使用で変形することが多いですが、ヘキサステンレスファイアグリルは10回以上使っても全く曲がっていません。

ロストルも太い鉄の棒ですから、高熱にも余裕で耐えてくれます。
網は少し曲がってしまいましたが、本体は無傷ですね。

長く使える焚き火台なので、コスパはすごく高いかなと思います。

風に強い

ヘキサグリルは風に強い

燃焼部が壁で覆われているので、風防の役割を果たします。
風が強い日でも炎が消えることもなく、快適に焚き火をすることができますね。

炎が煽られることも無いため、焚き火台を囲んでいても火の粉が飛んでくることが少ないです。
複数人でキャンプをするときには、かなり使える焚き火台だといえます。

ヘキサステンレスファイアグリルのデメリット

薪の補充が面倒

ヘキサグリルは薪の補充が面倒

ヘキサステンレスファイアグリルで料理をするときには、網を乗せる必要があります。
そうすると、薪の補充の際に網を上げないといけません。

これがかなり面倒ですし、危ないですね。
高温の網を持ち上げる際に火傷したり、上に鍋を置いていたりすると倒れることもあり得ます。

実質的に、料理中の薪の補充は難しいわけです。
焚き火台としては優秀ですが、料理をするときには難点ですね。

大きくてかさばる

ヘキサグリルは大きい

折り畳みするとかなり薄くなりますが、それでも焚き火台としては大型です。
専用ケースに入れると持ち運びしやすいですが、大きなトートバッグみたいな感じになります。

ここまで大きいとバイクや徒歩でのキャンプには、持っていくことができません。
車がっても場所を取りますから、軽量化したい人には向いていないですね。

ただ、薄さはありますので、ちょっとした隙間に入れば車への積載は邪魔にならないと思います。

ヘキサグリルは、3ヶ月くらい使っていた焚き火台です。
薪の補充が面倒で料理に向いていないため、結局は使わなくなりました。

ピコグリル398

ピコグリル398

スイスのSTC社が販売しているピコグリルは、お笑い芸人のヒロシさんが使っていることで有名になった焚き火台です。
軽くてコンパクトなのが最大の特徴で、ソロキャンパーからは人気があります。

ピコグリル398のメリット

軽量・コンパクト

ピコグリル398は軽量

ケースに入れるとノートサイズになり、ビックリするくらい薄いです。
重量も400gくらいしかないため、気軽に持ち運びすることができます。

バックパックの片隅に入れることができますし、徒歩キャンパーの人でも持ち運びに苦労しません。
軽量化したい人には、ピッタリの焚き火台ですね。

フルサイズの薪が入る

ピコグリル398はフルサイズの薪が入る

コンパクトな焚き火台ですが、フルサイズの薪を入れることができます。
これがかなり便利で、小型の焚き火台だと薪を切らないといけないため、それが無いのは使いやすいです。

また、料理中の薪の補充も容易で、鍋を置いたままでも薪をくべることができます。
小さな焚き火台なのに、使い勝手はかなり計算されていると思いました。

ピコグリル398のデメリット

風に弱すぎる

ピコグリル398は風に弱い

風防が全くないため、風の影響をモロに受けてしまいます。
風が強い日には炎がすべて流れてしまって、全く熱が上に伝わりません。

なので、強風の日に料理をするのは、ほぼ不可能と思って良いでしょう。

軽量化に振り切った商品なので、無駄なものはすべて取り払われたデザインとなっています。
焚き火台としての最低限のパーツしかないため、風防が存在しないんですね。

料理をする上では、かなり使いにくいです。

値段が高い

正規代理店でも13,000円くらいの価格となっており、かなり高級な焚き火台です。
なかなか気軽に買える金額ではありませんよね。

さらに、人気商品のために転売業者が値段を吊り上げていて、20,000円を超える価格で売られている場合もあります。
原価は数千円だと思いますし、かなり割高だといえるでしょう。

ただ、最近は安いコピー商品も出回っています。
5,000円くらいで買えるものもあるので、とりあえず使ってみたい人はコピー品を使ってみるのも良いですね。

ピコグリルは2ヶ月くらい使っていましたが、風に弱いという欠点があったので使わなくなりました。

スマートグリルB5型

スマートグリルB5型

3台目に買った焚き火台が、キャプテンスタッグのスマートグリルですね。
3,000円代で買える格安の焚き火台で、入門用としては人気が高いです。

スマートグリルB5型のメリット

タブレットサイズ

スマートグリルB5型はタブレットサイズ

小型で持ち運びしやすいのは、大きなメリットです。
ケースに入れるとタブレットサイズで、ピコグリルと同じくらいになります。

厚みはピコグリルの2倍くらいなんですが、それでもかなり小さいのでバックパックに入れることができますね。
持ち運びがしやすいので、ソロキャンパーには使いやすい焚き火台でしょう。

コスパが高い

3,000円代で買える格安な焚き火台なので、かなりコスパが高いです。
熱で曲がってしまっても気軽に買い替えることができ、ハードに使うことができますね。

1万円以上もする焚き火台だと、雑に扱うことができません。
壊れたら大変ですし色々と気を使わないといけないので、満足に焚き火ができないこともあるでしょう。

格安で買えるということは、かなり大切なことだと言えます。

風に強い

スマートグリルB5型は風に強い

これが最も重要視した部分で、風に強いという点があります。
周りが風防で囲まれているため、燃焼部に炎が入ってきません。

なので、風が強い日でも安心して使うことができ、料理中に炎が消えることもないでしょう。

風に煽られなければ、炎が真上に立ち上がりますから、鍋を効率良く加熱することができますよ。

スマートグリルB5型のデメリット

重たい

スマートグリルB5型は重たい

コンパクトな焚き火台ですが、このサイズにしては重たいです。
重量が1.4kgもあるため、片手で持つとずっしりときますね。

ピコグリルが400gくらいですから、3倍以上の重量があることになります。
車での移動なら苦になりませんが、徒歩キャンパーの場合には長時間の移動はしんどいかもしれません。

大きな薪が入らない

スマートグリルB5型は大きな薪が入らない

燃焼部が狭くなっているので、大きな薪を入れることができません。
フルサイズの薪の場合は、小さく切らないといけないので面倒ですね。

コンパクトな焚き火台では仕方が無いですが、薪をカットするためののこぎりなども用意する必要がありますね。

今現在、メインで使っている焚き火台が、スマートグリルです。
風に強いのが一番求める要素だったので、スマートグリルが最も都合が良かったからですね。

五徳が小さいために炎が鍋にすべて当たるため、効率良く調理することができます。
ソロキャンプの料理においては、最も使いやすい焚き火台でした。

ソロストーブライト

ソロストーブライト

小型のウッドストーブで、火力が強いのが特徴です。
二次燃焼を生み出す構造となっており、小さな枝を燃やしただけでも大きな炎が立ち上がります。

ウッドストーブを使ったことが無かったため、試しに買ってみました。

ソロストーブライトのメリット

コンパクト

ソロストーブライトはコンパクト

僕が持っている焚き火台で、最小のサイズですね。
わずか250gしかないため、メチャクチャ軽くて片手で持てます。

円柱型なので折り畳みできませんが、コッヘルなどにスタッキングすれば意外と場所を取りません。
持っていることを忘れるほど軽いため、荷物を軽量化したい人にはおススメです。

火力がすごい

二次燃焼を生み出す独特の構造をしており、強い火力を生み出すことができます。
下の穴から取り込んだ空気を温めて上の穴から吹き出すため、不燃焼ガスを燃やして爆発的な火力になるわけです。

かなり効率良く燃えるため、灰がほとんど残りません。
お湯もすぐに沸かせますから、ちょっとコーヒーを飲みたい時などに便利です。

燃料を持たなくても良い

その辺に落ちている枝を燃やすため、家から燃料を持っていく必要はありません。
重たい薪を持ち歩くのは疲れますし、現地で燃料を調達できるのは大きなメリットだといえるでしょう。

少しでも荷物を減らしたい人には、かなりおススメできるストーブです。

風に強い

ソロストーブライトは風に強い

燃焼部が壁で覆われているので、内部に風が入りません。
風が強い日でも炎が消えることはなく、かなり安定して燃えてくれますね。

先述の通り、僕は風に強い焚き火台を求めていたので、ソロストーブはかなり使いやすいと思っています。

ソロストーブライトのデメリット

燃費が悪い

火力が強いのは大きなメリットですが、その反面、燃費が悪いというデメリットがあります。
小さな枝を燃料としているので、簡単に燃え尽きてしまうわけです。

そのため、常に枝を補給し続ける必要があり、かなり忙しくなります。
これで料理をするとなると、調理と枝の補充を同時にしないといけなくなり、常に手を動かさないといけません。

また、枝をたくさん拾う必要もあるため、それも面倒な作業ですね。

ソロストーブは、現在サブとして使っている焚き火台です。
サッとお湯を沸かしたい時に便利なので、コーヒーを飲むときやラーメンを作るときなどに使っています。

これだけで料理するのは厳しいですが、サブとして使うのなら全然ありですね。

焚き火台は値段ではない

これまで僕が使ってきた焚き火台を紹介しましたが、現在はスマートグリルとソロストーブの2台体制でやっています。
現状としては最も使いやすい焚き火台で、しばらくはこれで行こうかなと思っていますね。

ここで意外だったのが、スマートグリルが一番安かったことです。
一番高いピコグリルと比較すると、4倍くらいの価格差があります。

普通だったら高い焚き火台が優れていると思いがちですが、僕にとっては一番安いスマートグリルが良かったですね。

焚き火台に値段は関係ないので、自分が使うシチュエーションにおいて、どれが優れているのかを選ぶことが大切です。
安いものでも十分に使えますから、最初から高いものを買う必要はないでしょう。

初心者にとっては、スマートグリルが一番おすすめですよ。
安くて買いやすいですし、基本性能は満たしているので、誰にとっても満足できる焚き火台だと思います。

焚き火台の比較については、動画でも解説しています。
よろしければ、以下からどうぞ!