こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。
キャンプ場では水道が完備されていて、どこでも当たり前に水を使うことができます。
遊んで手が汚れたら洗うことができますし、料理をするにしても誰でも水を使うことができるんですね。
ただ、広大なキャンプ場だとサイトから炊事場まで距離があったりするため、何度も往復するのは面倒です。
夏場だと歩くだけで汗だくになりますから、出来るだけ移動は減らしたいでしょう。
そこで役に立つのが、ウォータージャグです。
水を入れて持ち運べるため、テントの近くに置いておけばいつでも水を使うことができます。
ファミリーキャンプで大量に水を使う場合であれば、ウォータージャグは重宝するでしょう。
ウォータージャグには色々な種類があって、それぞれに特徴があるので選ぶのが大変です。
ここでは、ウォータージャグの選び方について解説をします。
ウォータージャグとは何か?
ウォータージャグとは、タンクに蛇口が付いているもので、内部に水を貯めて水道のように使うことができます。
場所を選ばずに水を使えるようになるため、キャンプ場などのアウトドアでは便利です。
ウォータージャグは、大きく分けて2つの種類がありますね。
- ハードタイプ
- ソフトタイプ
ハードタイプ
金属やプラスチックなどの硬い素材で作られているタイプです。
耐久性に優れており、容量も多いので大量に水を入れることができます。
断熱材が入っているタイプもあり、気温が高い日でも内部の水がぬるくなりません。
ただ、大型のものが多く、かなり場所を取ってしまいます。
重たくて荷物になるので、持ち運びの際には苦労することになりますね。
ソフトタイプ
柔らかい素材でできているタイプで、蛇腹式になっていて折り畳めるものが多いです。
使わないときは小さく収納できますから、持ち運びの際には便利ですね。
小型のものであれば、登山やバイクでのキャンプにも持っていけるでしょう。
ただし、耐久性が低いので破れてしまったり、安定感がなく簡単に倒れてしまうことがあります。
保冷機能もないですから、気温が高い日は水がぬるくなってしまいますね。
ウォータージャグのメリット・デメリット
メリット
ウォータージャグのメリットは、以下の通りです。
- 何度も炊事場まで行かなくて良い
- キャンプ場の水を使えば無料
最初にタンクに水を入れてしまえば、あとは自分のサイト内で水を自由に使うことができます。
何度も炊事場まで往復しなくても済みますから、余計な手間を省けるわけです。
また、キャンプ場の水道を使えば、水代は無料になりますね。
2Lのミネラルウォーターを買うと数百円もしますから、それらが無料になるというのは経済的だと言えます。
デメリット
もちろん、デメリットもいくつかあります。
- 荷物が増える
- 水受けのバケツも必要
- 蛇口が壊れて水漏れすることが多い
- 片付けが面倒
ウォータージャグは結構な大きさなので、荷物になってしまいます。
また、水を垂れ流しにする訳にもいかず、水受けのバケツも必要です。
キャンプ用品で車内がパンパンだと、積み込む場所がないかもしれません。
荷物を減らしたい人には、邪魔な存在になってしまうでしょう。
また、ウォータージャグは壊れることも多く、蛇口から水が出っぱなしになることがあります。
気が付いたら水がなくなっていて使えない状況だと、意味がありませんよね。
片付けの面倒さも注意が必要です。
使用後は洗って乾燥させないと、カビが生えてしまいます。
少しでも水分が残っていると雑菌が繁殖したりするので、小さい子供がいる家庭だと神経を使うでしょう。
そもそもウォータージャグって必要なのか?
あると便利なウォータージャグですが、荷物になるため持っていかないという人も多いです。
どこのキャンプ場にも近くに水道がありますし、飲み物は事前に買っていけば良いのでウォータージャグが無くても問題ありません。
タンク内に丸一日溜めておいた水を使うのが、生理的に嫌だという人もいますね。
水を使うといっても料理や洗顔くらいですから、それだったら水道へ行けば良いやと考えるわけです。
これは人によって考え方が異なる部分なので、少しでも荷物を減らしたいと思うのであればウォータージャグを持たないという選択もありでしょう。
ちなみに、僕の場合はウォータージャグを持っていきます。
ソロキャンプなので車の積載に余裕がありますし、わざわざ水道へ行くのが面倒なのでジャグがあったほうが便利だからです。
キャンプスタイルによってウォータージャグの必要性は変わってくるので、自分の状況に照らし合わせて考えてみてください。
まずは、小さめのソフトタイプを使ってみて、必要かどうか試してみるのが良いですね。
失敗しないウォータージャグの選び方
本格的にウォータージャグを使うなら、迷わずハードタイプを購入するべきです。
ソフトタイプだと耐久性に問題がありますし、不安定なので倒れてしまったりします。
ウォータージャグ選びのポイントは、以下の通りです。
- 容量は適切かどうか
- 安定性があって倒れないか
- コックは片手で開け閉めできるか
- 内部が洗える構造かどうか
容量は適切かどうか
ウォータージャグを選ぶときに、もっとも悩むのが容量についてだと思います。
どれくらいの水を使うのかが分からないので、なかなかサイズを決めることができません。
おおよその目安は、家族4人で1泊2日のキャンプをする場合、10Lくらいあれば十分でしょう。
デイキャンプであれば、3Lくらいで十分だと思います。
ただ、あまり大型のものを買うと邪魔になるので、少し小さめのジャグにしたほうがいいです。
水が足りなくなったら、また汲みに行けばいいだけですからね。
車の積載や家での保管場所を考えて、3~10Lの間で選ぶようにするといいでしょう。
安定性があって倒れないか
水を入れた状態で安定していないと、かなり使いづらいです。
コックをひねった時に本体が動いてしまうようでは、簡単に倒れてしまって破損したりするかもしれません。
風が吹いても倒れないように、ちゃんと土台がしっかりしているものを選びましょう。
基本的に、ソフトタイプのものは不安定ですから、ハードタイプを買っておけば間違い無いと思います。
コックは片手で開け閉めできるか
コックを両手で使わないといけないものは、水を汲む時にコップを下に置かないといけません。
アウトドアでは使い勝手が悪すぎるので、片手で扱えるものにしてください。
ソフトタイプは不安定なため、本体を押さえながらコックをひねる必要があり、両手を使わないといけません。
そこそこ重厚感のあるハードタイプなら、片手でも扱えるはずです。
内部が洗える構造かどうか
ウォータージャグは、ちゃんと洗わないと水垢やカビが付きやすいです。
内部に手が入らない構造だと、しっかりと洗うことができないので衛生的にも問題が出てきますね。
長く使うためにも、洗いやすい形状かどうかをチェックしてください。
おすすめのウォータージャグを紹介
STANLEY ウォータージャグ 7.5L
100年以上の歴史のあるアメリカのメーカーで、キャンパーの間では人気が高いウォータージャグです。
7.5Lの容量があるので、ファミリーキャンパーにおすすめですね。
保冷力も高くなっており、6時間以内なら6度以下、13時間以内なら10度以下の水温に保つことができます。
氷を入れておけば、いつでも冷たい水を飲むことができますね。
igloo ウォータージャグ400S
イグルーのウォータージャグは、赤と黄色のビビットカラーが特徴です。
自然の中でも映える色なので、オシャレでカッコ良いですね。
3サイズの展開となっていて、8,12,19Lの中から選ぶことができます。
ソロからファミリーキャンパーまで、幅広い層から人気が高いウォータージャグです。
STANLEY ウォータージャグ 3.8L
スタンレーの小型タイプのジャグですね。
3.8Lの容量なので、デイキャンプやソロキャンプに最適のサイズです。
蓋が完全に着脱可能なので内部を洗うことができますし、注ぎ口も分解できるため常に清潔を保つことができます。
大きなジャグが必要ない人には、最適な大きさだといえるでしょう。
以上、ウォータージャグの選び方を紹介しました。
ウォータージャグは、必ずしも必要なものではなく、使わないという人も多いです。
ただ、あれば便利なのは間違いなので、使うのであれば良いものを選ぶようにしてください。