こんにちは!
ソロキャンパーの”いがみ”(@earth_indoor)です。
今回は、超軽量なコンパクト焚き火台を紹介します。
DODの秘密のグリルちゃんですね。
ふざけた名前なので不安になりますが、ちゃんとした焚き火台です。
カバンの隅に入るほど小さくて、持ち運びにものすごく便利な構造となっています。
かなり人気の焚き火台となっており、軽量化を目指すキャンパーにはピッタリだといえるでしょう。
ここでは、秘密のグリルちゃんのメリット・デメリットを詳しく解説します。
秘密のグリルちゃんのスペック
秘密のグリルちゃんのスペックは、以下の通りです。
サイズ(焚火網):W240×D240mm
サイズ(収納時):W300×D70×H50mm
重量:590g
棒状に丸めることができるので、驚くほどコンパクトに収納できます。
ちょっとした隙間に入れられますから、車の中に積みっぱなしでも問題ありません。
徒歩や自転車キャンパーの人も、苦労せずに持ち運びができるでしょう。
組み立て方については、脚を広げてから五徳を繋げるだけですね。
五徳の網を1本ずつ装着する必要があるので、これは少し面倒に感じました。
強度もしっかりしていますから、大型の鍋でも問題なく使うことができますよ。
秘密のグリルちゃんの3つのメリット
軽量コンパクト
焚き火台の中では、トップクラスで小さいモデルです。
ポケットに入るくらいのサイズですから、荷物を減らしたい人には最適だと思います。
バイクでツーリングに行く人や登山をするときにも、バッグの片隅に入れておいても邪魔になりません。
とにかく小さな焚き火台を求めている人には、おススメできます。
燃料の自由度が高い
四方に壁がないため、大きな薪でも切らずに入れることができます。
コンパクトな焚き火台なのに、フルサイズの薪が使えるのは便利ですね。
普通だったらノコギリでカットしないといけませんから、余計な労力を使わなくて済むのは大きいと思います。
燃焼性能が高い
底がメッシュになっているので、風通しが良くて燃焼効率が高いです。
空気を遮るものがありませんから、火元に酸素が供給されてガンガン薪が燃えてくれます。
火吹き棒などがなくても燃えやすいですから、焚き火を楽しみたいときには使いやすいギアですね。
秘密のグリルちゃんの4つのデメリット
展開するのに手間がかかる
網を1本ずつ取り付けないといけないので、これが面倒な作業ですね。
合計で8本もありますし、少し硬いですから急いでいるときにはあまり向いていません。
また、焚き火をして片付けるときにも、網を1本ずつ外さないといけないわけです。
ススで手が汚れてしまいますし、軍手などを用意した方が良いでしょう。
横風に弱い
風防などが一切ない構造なので、風が強い日には影響をモロに受けてしまいます。
炎が横に流れると鍋に熱が伝わらないですし、効率よく料理などをすることができません。
また、灰なども風で飛ばされてしまいますから、火の粉が舞って危ない場面もあるはずです。
風が強い日には、焚き火用の風防を用意した方が良いと思いますね。
灰受けを用意する必要がある
底面がメッシュで囲いなどもないため、風がなくても灰が地面に落ちることがあります。
芝生だと地面を傷める可能性がありますし、掃除するのも面倒です。
なので、焚き火シートなどを下に敷いておく必要がありますね。
灰が散らからない対策をしないといけないのが、デメリットだといえるでしょう。
精度が甘い
部品の立て付けがあまり良くないので、組み立てるときに少し硬いです。
製造は中国でしょうから、精度は期待できないですね。
何度も使用していると熱で曲がってくるでしょうし、そうするとさらに組み立てにくくなるかもしれません。
変形してきたらハンマーで叩いて直すなど、色々な対策が必要になってきます。
秘密のグリルちゃんとピコグリルを比較してみた
秘密のグリルちゃんと形状が似ている焚き火台として、ピコグリルがあります。
こちらも人気の焚き火台で、愛用者はかなりたくさんいますね。
両者を比較して、違いを見ていきましょう。
携帯性について
持ち運びやすさは、秘密のグリルちゃんの圧勝ですね。
収納したときのコンパクトさが段違いで、ほとんどスペースを取りません。
ピコグリルもコンパクトなのですが、A4サイズくらいの大きさになるため、サイズ感が全然違います。
携帯性を重視するなら、秘密のグリルちゃんが良いでしょう。
展開のしやすさ
組み立てる際には、ピコグリルの方が簡単です。
フレームを広げて鉄板をはめるだけなので、10秒くらいで展開できてしまいます。
一方、秘密のグリルちゃんは、網をはめるのに時間がかかるので、急いでも3~4分くらいはかかりますね。
スピーディさに関しては、ピコグリルの勝ちだといえます。
焚き火のしやすさ
焚き火を楽しむのなら、ピコグリルの方が良いと思います。
フルサイズの薪を入れることができますし、五徳までの高さがあるので多くの薪が入るわけです。
また、灰もこぼれにくい構造になっており、地面が汚れることもありません。
秘密のグリルちゃんだと、フルサイズの薪が使えますが、五徳が低いので少ししか薪が入らないです。
灰もこぼれやすいので対策が必要ですし、制約が多いといえます。
秘密のグリルちゃんで焚き火をしてみた
実際に薪を載せてみましたが、フルサイズの薪を横に4本並べることができます。
ただ、縦に積むのは2本が限界なので、あまり多くの薪を使うのは無理ですね。
火をつけてみると、通気性が良いのでよく燃えました。
風がない日であれば、かなり焚き火やしやすいかなと思います。
鍋を置いてみたのですが、火床と五徳の距離が近いので、炎が効率よく鍋にあたってくれますね。
これなら料理がしやすいですし、グリルとしては完成度が高いです。
一晩中、焚き火をしてみましたが、大きな変形などはありませんでした。
網は曲がっていませんし、メッシュにも穴は開いていません。
意外と丈夫な印象なので、耐久性の面では問題ないと思います。
以上、秘密のグリルちゃんを紹介しました。
とにかく、携帯性は群を抜いている焚き火台です。
バイカーや徒歩など、荷物が制限される場合に有効だと思います。
持ち運びやすさを求めているなら、買って損はない焚き火台ですよ。
動画でも解説しているので、以下からもどうぞ!